風俗営業1号許可の最近の事例（群馬県伊勢崎市）

（１日目）まずは丁寧なヒアリング

遠方のお客様ということもあり、何回も面談にお伺いするということは想像できません。「効率的な業務」が求められます。ですからヒアリングはとても重要ですし、ヒアリングにしても効率的なヒアリングが求められます。電話の方がいのか、メールの方がいいのか、どのようなことを聞かなければならないのか（人的要件、場所的要件、構造・設備要件などなど）・・・、これは風俗営業１号許可について何度も行ってきた実績がとても重要になってきます。

（２日目）もっとも大切なのはプラニング

ヒアリングは「効率的な業務」のために丁寧に行いますが、効率的な業務を行う道筋である「プラニング」は、行政書士事務所ネクストライフが風俗営業許可の手続きの中で一番大切にする業務です。
特に、この度は「群馬県伊勢崎市」という遠方で、さらに「最短で手続きをして欲しい」というリクエストもあります。いつまで図面関係を作成すればいいのか、どのタイミングで役所で必要な資料を取得するか、どの業務とどの業務を一緒に行うことができるか・・・などなどいろいろな可能性を確認して手続きまでの「最短のプラン」を作っていきます。
ただし、この「最短のプラン」がお客様にとってはベストであるのか、負担があるのかはわかりません。ですからお客様にご提案した後、もしお客様に不都合や過度の負担がかかるようでしたら、最短ではあるものの無理のないプランを模索していきます。

この度の申請で、ここまでに「２日」かかっています。プランを作成し了承を得たのでそのプランに従い、翌日には群馬県伊勢市へと向かいます。

（３日目）店舗にて周辺調査と図面作成

この度の店舗は、既に賃貸済みです。お客様は「この地域での風俗営業は問題ない」とのことでしたが、 用途地域の確認と周辺調査は必ず行います 。ただ伊勢崎市の中でも一番の繁華街ということで風俗営業１号の出店も度々あるような場所なので、特に気になる施設等は見つかりませんでした。

この日、１日かけて行わなければいけないこと、それは周辺調査の他メインとなる「図面の作成」です。
行政書士事務所ネクストライフでは、図面関係の書類として「求積図」「求積計算表」「イス・テーブル配置図」「イス・テーブル詳細」「音響・照明配置図」「音響照明詳細」を作成します。これら書類は一から作成するオリジナルのもので、警察署で様式が用意されているわけではありません。いかに「わかりやすく」「法的根拠のある書面」を作成するか、重要です。行政書士日和に尽きる業務と言えます。

上記の業務を効率的に行うには、優秀な道具が必要です。

まずは、こちら
「スケール」と「レーザ測定器」です。図面を作成したり、イス・テーブルの詳細を証明する資料を作成するために店舗内をくまなく「測量」していくのですが、この２つの道具は欠かせません。
弊所の場合は、まずはフリーハンドで店舗ないの図面を作成し、次に図面のあらゆる箇所をスケールとレーザー測定器を使用して測っていきます。

測量をしたあとは、PCにてcadで図面を作成していきます。
弊所の場合は、常にPCを持参しており、行政の待ち時間等でもすぐに業務を進められるようにしております。

cadでの図面作成ができたら、それをプリントアウトして「イス・テーブル配置図」「音響・照明配置図」を作成していきます。
店舗の面積が広かったり、店内の形状が複雑な場合には自ずと測量や図面作成の時間が長くなります。

この度は一気に周辺調査、測量、図面作成を行ったので、１４時に到着し、終了したのが夜中の２時でした。
ここまでが３日間です。

（４日目）その他の資料作成

一旦事務所に戻ったあと、その他の書類、資料を作成していきます。「申請書」「営業の方法」「誓約書」などなどいろいろな書類を一気に作成していきますが、市役所や法務局で取得するもの「住民票」「身分証明書」「登記されていないことの証明書」「用途地域証明書」の内、「住民票」についてはお客様にあらかじめご用意していただきました。本来ならば書類を作成しながら郵送で収集していきますが、「最短での申請」ということもありこの２つの資料については時間の関係からお客様に取得してもらいます。

（５日目）

お客様と待ち合わせをして、印鑑の押印が必要な書類の全てに印鑑を押印してもらいます。その他「住民票」「店舗賃貸借契約書の写し」をお預かりし、こちらで作成・収集した書類・資料と合わせて警察署生活安全課に提出します。