群馬県太田市の再開発に備えた風俗営業許可の取得について、風営法専門の行政書士が解説

現在群馬県太田市の東武伊勢崎線太田駅南口再開発ですが、再開発地域内の用地を活用して、桐生大学キャンパスが2027年4月を目指して開設予定です。

この計画を風営法から見たとき、現在まで営業できていた広い地域において、今後風俗営業を新たに行うことができなくなることを意味します。

群馬県における保全対象施設までの距離制限

群馬県の商業地域における保全対象施設と距離制限の関係は下記の通りです。特徴的なのが風俗営業の種別により距離制限が異なることです。

キャンパスが開設された場合、敷地から30m以内には新たに風俗営業を目的とする店舗を構えることができなくなります（2号、3号は20m）。

2024年5月現在の太田駅周辺の風俗営業の様子を見ると、賢い事業者は今のうちから店舗を確保して新たに営業を開始しているようです。

「いい立地の店舗が空いている今のうちにおさえてしまえ」

そのような考えのもと先見の明のある事業者は今のうちから動いています。

行政書士 まつばら

とくに群馬県は「消防関連手続き」がきちんとなされていないと、風俗営業許可を取得することができないため、3か月、4カ月かかって許可を取得するケースもたくさんあります。慌てて店舗を確保する前に、今のうちから準備をして良い物件を確保する、文字通り「早いもの順」の競争が始まっています。

特に以下の方は、早めに風俗営業の物件選びをしましょう

特に下記に該当する事業者様は、くれぐれもご注意ください。今後のキャンパス開設計画とバッティングしてしまうと大変なことになります。

上記のような予定が今後あるような場合、今のうちから再開発地域以外の店舗についても確認していくくことをお勧めします。

再開発をさけて、太田市で風営法の店舗を探すときのポイント

太田市は、太田駅南口には広く商業地域が広がっており風俗営業を行うには最適なエリアですが、小学校、保育園、幼稚園がありますので、その周辺地域は避ける必要があります。

本エリアは居抜き物件も多く、今の時期からいろいろな店舗を当たるのは好都合化と思いますが、さらに気にしたいのは「店内の構造」・・・以前風俗営業許可を取得していた店舗だとしても許可取得後に警察署に黙って店内を改造しているケースも少なくありません。

また、一番気にしたいのは太田市を含め群馬県での風俗営業許可の手続きでは「消防関連手続きがきちんとなされていない限り、風俗営業許可は取得できない」ということです。そのため対象の店舗について消防設備の点検や定期的な手続きがなされているか、このことにも十分注意を払う必要があります。

店舗を確保する前に、「風営法上の構造設備」「風営法消防設備や毎年の点検や設備の不備等」を必ず確認したい！

風営法上の構造設備

「以前風俗営業を行っていた物件だからそのまま使える」という不動産屋等の説明をそのまま受けるのは少々怖いところです。風俗営業許可を取得した後に違法に照明を変更したり、仕切りを付けたり、区画したり、、、そういった物件はたくさんあります。

ポイントはそういった物件を避けるのではなく、気に入った物件についてどういった違法構造があるか、補正するのにどれだけ時間と非費用がかかるのかを把握することです。

これらを把握することにより資金的に耐えられるのか、オープンまでの期間に対応できるのか予想を立てていきます。
ただ「どういった違法構造があるのか」については手前味噌ではありますが、「風営法専門の行政書士」を活用し発見していくこのがベターです。工事や交換等が必要なのか、を確認しつつ「工事等が必要な中、どのようにスケジューリングしていけば最短で風俗営業許可を取得できるか」を行政書士に提案させます。また「こういったやり方であれば現在の危うい構造もそのまま活用できる」というケースもあります。

消防関連手続きは難敵！消防関連手続きがきちんとなされていないと風俗営業許可はいつまでたっても取得できない。

キャバクラやガールズバー、スナック、メイドカフェ・コンカフェ等は風俗営業1号を取得する必要がありますが、建物において消防設備等の検査報告が毎年行われていることを前提に、新たに風俗営業を行う際は「使用開始届」「防火管理者設置届」「消防計画」等を管轄消防署予防課に提出する必要があります。

例えばテナントの賃貸借契約が締結された後に「毎年の検査報告が提出されていない」ということは結構あり、さらにはテナント所有者に尋ねると「点検は消防設備屋にすべて任せてある」といい、設備業者に尋ねると「テナントオーナに報告済みなのであとはオーナーと話をもんでください」と堂々巡りになることもしばしばあります。

これら消防関連手続きがきちんとなされないと、群馬県では審査がストップしてしまうため標準処理期間55日を優に超え3か月、4か月たってもまだ許可が下りず、営業もできないうえにカラ家賃だけが発生するという事態に陥ってしまいます。

消防については、下記の項目を必ず確認するようにしてください。
（できれば店舗を賃貸する前に確認することをお勧めします）

上記を踏まえて、群馬県内で風造営業許可を取得するために必要な手続きはこちら！

風俗営業許可を取得するには、現地検査だけでも3回行う必要がある。スケジュール管理や最短のスケジュール作りができるかが、風俗営業許可取得の期間を左右する。

太田市を含む風俗営業許可を取得するには、手続きの他さらに各手続内での検査を数えると「風俗営業許可：1回」「飲食店営業許可：1回」「設備等検査：1回」と合計で3回も現地検査があることとなります。

そのため群馬県での風俗営業許可取得は、「最適なスケジュールを出せるか！？」がポイントです。
「どの手続きにどれだけ時間がかかるのか」「手続きを進めるのに、何が課題で、その課題を解決するのに時間はどれだけかかるのか」という手続きのことから、「内装工事の費用・期間はどれくらいか」「ソファー、テーブルはいつ届くのか」「カラオケはいつから使えるのか」といった実際の営業のことまで考えたうえで、最適解をはじき出さなければいけません。

手続き面で言えば「どの手続きが、どれくらいの処理能力で完了できるか」「手続きを審査する人（警察、保健所、消防）は、どのような人柄でどれくらいの制度の資料を求めるのか、今後どのように対応していく必要があるのか」といったことをはじき出せる専門家であって、風俗営業許可をはじめその他のて続きにおいても臨機応変で処理能力の高い人間が必要とされます。

行政書士に依頼するとき確認したいこと

手前みそではありますが、行政書士に依頼した場合、これら手続について対応・処理してくれることとなりますが、行政書士にはそれぞれ専門分野があり、また地方の行政書士は専門に何かに特化しているというよりは「様々な業務を行ってきた経験を広く浅く経験している」ケースが多いのが現状です。全ての行政書士が風俗営業許可に対応できるわけではありません。

そのため他県の風営法専門の行政書士に依頼するケースもあるかと思いますが、その際「群馬県の風造営業許可取得には『消防関連手続きが必要とは知らなかった』」「消防関連手続きは行ったことがない」というケースもしばしばあります（そのため太田警察署では「消防関連続きが一通り終わってから風俗営業許可の申請をしてほしい」という申し出がなされています（本来手続きは営業所の開始がされれば同時進行で進めるべきですが、風俗営業許可を申請した後に消防関連手続きが一向に進まない、というケースが多々あるため（申請者と行政書士、行政との間でトラブルになりかねない）、そのことが原因となりこのようなお願いが行われています）。）。

そのうえでインターネット上で専門の行政書士を探す場合は下記について確認すると良いかと思います。

群馬県太田市での風俗営業許可の申請は、行政書士事務所ネクストライフにお任せください

行政書士事務所ネクストライフですが、弊所は年間60～70の風俗営業許可の手続きを行っており、太田市をはじめ群馬県内の風俗営業許可、飲食店営業許可、消防関連手続きを多数行ってきた経験があります。
また遠方であってもほとんどの手続きは、お店にお伺いに上がった翌日に完了しており、最短で許可を取得するにはどのように進めていけばよいのか最適なご提案が可能です。

太田市内での風俗営業許可取得にお困りの方、すぐに風俗営業許可を取得したい方はお気軽にご連絡ください。