協議離婚のメリット・デメリット

協議離婚のメリット・デメリットを知りシルクを最小限にする

協議離婚は話し合いにより離婚です。その話し合いは基本的には夫婦のみで行われます。そこで話し合われた結果に合意すれば、離婚後はその「合意した条件」を守らなければなりません。
そんな協議離婚にもメリット・デメリットがあります。以下ではそれぞれをご案内していきます。

メリット

協議離婚のメリットを以下にご案内していきます。

・話し合いで、自由に離婚の条件を決定することができる。
・日時や場所に縛られず離婚についての話し合いができる。
・(離婚に合意していれば)早く離婚することができる。
・法律上の離婚理由が必要ない。
・手続きの負担がほとんどない。
・離婚のための費用はほとんどかからない。

話し合いで、自由に離婚の条件を決定することができる

協議離婚は話し合いによる離婚です。夫婦間で話し合い合意に至ればそれ以上のことは求められません。ですから夫婦間で合意に至るのであればどのような条件も自分たちで決定することができます。現在の自分、離婚後の自分の状況は自分自身が一番知っていることです。自分のことは自分で決めたい、そんな気持ちの方はとくに協議離婚が合っていると思います。

日時や場所に縛られず離婚についての話し合いができる

調停離婚、裁判離婚はどうしても第3者が夫婦間の離婚に関与してきます。とくに調停、裁判となると日時が月曜から金曜までのいずれかの間で決定されます。弁護士等の専門化に訴訟をお願いすると弁護士等のとの打ち合わせ等も発生します。裁判離婚となると長期が予想されますのでその間はこういった日時、場所の制約が必ずついてまわります。かたや協議離婚はお互いの都合のいい日時・場所において離婚に向けた話し合いを行うことができます。

(離婚に合意していれば)早く離婚することができる

調停離婚、裁判離婚は調停や裁判を行って離婚をすることとなります。裁判離婚に至っては、離婚裁判の前に調停を必ず行わなければならないのでさらに長丁場となります。協議離婚は、夫婦双方が「話し合いで解決しましょう」という気持ちがあるなら、その話し合いが合意に至れば離婚をすることができます。

法律上の離婚理由が必要ない

協議離婚(そして調停離婚も)は民法に定められた離婚原因がなくても離婚をすることができます。裁判離婚になると、必ず「民法の離婚理由」が必要になります。またその理由を証明しなくてはなりません。協議離婚については上記にもあるとおり「自由に離婚の条件を決定することができる」ので夫婦間で離婚についての条件を話し合って決定していくことができます。

手続きの負担がほとんどない

調停離婚、裁判離婚は、裁判所で申請、訴訟等が行われるので書類の作成、証拠の収集等の負担が発生します。それに対し協議離婚は「話し合いによる離婚」なのでそういった手続きによる負担がありません。話すべきこと、条件は当事者である夫婦間で決定していきます。

離婚のための費用はほとんどかからない

調停離婚、裁判離婚は裁判所への印紙代等の費用が発生する他弁護士等の専門化にお願いすると弁護士費用も発生します。協議離婚は夫婦間の話し合いによる離婚なので、そういった費用は一切かかりません。強いて言うならば、話し合いの結果を離婚協議書、離婚公正証書にまとめるのに弁護士、行政書士等の専門家に依頼すると作成費用が発生しますが、それでも他の離婚と比べた時には少額で抑えられるケースがほとんどです。

デメリット

・条件があわない、話し合いに応じない場合は離婚までに時間がかかる。
・会いたくない相手でも、話し合いの際は会わないといけない。
・基本的には夫婦のみで話し合いをしなくてはいけない。

条件があわない、話し合いに応じない場合は離婚までに時間がかかる

離婚についての条件が合わないなど夫婦間での話し合いが進まない場合、そもそも話し合いに応じてくれない場合には協議離婚は難しくなってきます。こうなってしまうと離婚するのに長期間の経過もあり得ますので、早期に離婚をしたい場合は調停離婚、裁判離婚も視野に入れたほうがいいかもしれません。

会いたくない相手でも、話し合いの際は会わないといけない

協議離婚を行う場合には、基本的には夫婦のみでの話し合いとなります。ですから、会うと感情的になる、暴力的になるような相手でもどうしても会って話し合いをしなくてはいけません。こういった場合にも弁護士等の専門化に依頼して

基本的には夫婦のみで話し合いをしなくてはいけない

「基本的には夫婦のみで話し合いをしなくてはいけない」わけですから、専門的な知識・経験が必要となるケースの場合には、おかしな条件で離婚に合意する可能性もあります。夫婦間でのみの話し合いが不安な場合は、離婚を専門とする弁護士等にあらかじめ相談して「どんなことを話し合うべきか」などを明確にしたほうがいいかもしれません(行政書士については具体的な交渉、慰謝料の額についての相談、相談の時点で夫婦間で争いのあるケースなどについては相談ができません。)。

その他、交渉力、離婚についての知識・情報の仕入れも必要です。先にあるとおり弁護士等に相談したり、書籍、ネット等で知識・情報や過去の事例などをチェックして話し合いに備えたいところです。

メリットを最大限に、デメリットを極力抑えた作戦で

どうしても協議離婚で済ませたい、という場合には「メリットを最大限に、デメリットを極力抑えた作戦で」準備していったほうがいいわけです。そうすると協議離婚と言えど多少の時間はかかるはずですし、相手が協議離婚に応じなかったり、協議離婚に応じるものの条件が合わない場合にはそれに対する作戦も練らなければいけません。

また、暴力的な相手であったり、いっつも言いくるめられてしまう相手も要注意です。そういった関係が既にできている間柄での話し合いが果たしてうまくいくのか、よくお考え下さい。