(全国対応)まーじゃん店(麻雀・雀荘)に必要な風俗営業4号許可とは!?風営法専門の行政書士が解説

まーじゃん店の風営法許可を料金200,000円で取得【風営法専門の行政書士がフルサポート!】

まーじゃん店の開業・運営には、「風営法」で規定されている「風俗営業許可(4号)」が必要になります。

まーじゃん店は「射幸心をそそる恐れのある営業」とされ、風営法第2条第1項第4号でパチンコ店と同じく「風俗営業4号」と規定されています。

本記事ではまーじゃん店に必要な風俗営業4号の取得のポイントを解説していきます。

行政書士    まつばら
行政書士    まつばら

「射幸心」とは、、、「『幸運を得たいという気持ち』という感情・心理的な欲求をいただく状態」と説明されます。

風俗営業4号許可が必要なまーじゃん店の例

下記のようなまーじゃん店については、風俗営業4号許可が必要となります。

◆ いわゆる一般的な「マージャン店」

◆ 健康マージャン店

◆ スポーツ・マージャン店

◆ まーじゃん教室

一般的なまーじゃん店店については風俗営業4号許可が必要なのは言うまでもありませんが、その他「健康マージャン店」「スポーツ・マージャン店」「まーじゃん教室」については、まーじゃんを行う場所を提供している場合には、基本的には風俗営業4号許可が必要となります。

風営法におけるマージャン店の規制

料金の規制

風営法では、
まあじゃん店で遊技する際の料金の決まりを定めています。あまり高いと「遊技料金を取り返そう」「回収しよう」という心理が働く可能性があり、その結果「射幸心をそそる行為」になりかねないため、風営法では遊技料金についても規定されています。

【客一人当たりの時間を基礎として遊技料金を計算する場合】

全自動式のまあじゃん台 600円 / 1時間につき
その他のまあじゃん台500円 / 1時間につき


【まあじゃん台1台につき時間を基礎として遊技料金を計算する場合】

全自動式のまあじゃん台 2,400円 / 1時間につき
その他のまあじゃん台2,000円 / 1時間につき


賞品提供の規制

まあじゃん店で賞品を提供することはできません。
具体的には、店側が賞品を提供することもできませんし、
参加費を賞品の原資として、賞品を提供することもできませ。

数年前に、参加費を原資として優勝者、準優勝者に賞品を提供したために
逮捕者がでたケースがあります。

マージャン店に必要な風俗営業4号許可取得の要件とは??

まあじゃん店の許可(風俗営業4号許可)を取得するには
風営法に規定されている要件をクリアする必要があります。

基本的には他の風俗営業許可と同じく「人的要件」「場所的要件」「構造・設備要件」を確認していけば良く、「人的要件」「場所的要件」は他の風俗営業許可を同じです。

違うのは「構造・設備要件」。
この構造・設備要件は特に確認しておきたいところです。


人的要件

人的要件では
基本的には申請者が「法律違反が無いこと」が求められます。
そして「管理者」を選任しないといけません(営業所ごとに専任)。
この管理者についても申請者と同じく基本的には「法律違反が無いこと」が求められます。



場所的要件

場所的要件については特に注意しておきたいところです。
もし誤って「まあじゃん店を経営できない場所」の事務所を賃貸してしまった場合には、ずうっと永遠にその場所で風俗営業許可を取得することができませんので、この「場所的要件」は特に!注意すべき要件です。



構造・設備要件

まあじゃん店を行うためには、下記のような構造・設備要件をクリアしないといけません。

○ 客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと。

○ 善良の風俗又は清浄な風俗環境を害するおそれのある写真、広告物、装飾その他の設備を設けないこと。

○ 客室の出入口に施錠の設備を設けないこと。ただし、営業所外に直接通ずる客室の出入口については、この限りではない。

○ 第30条に定めるところにより計った営業所内の照度が10ルクス以下とならないように維持されるため必要な構造又は設備を有すること。

○ 第32条に定めるところにより計った騒音又は振動の数値が法第15条の規定に基づく条例で定める数値に満たないように維持されるため必要な構造又は設備を有すること。

上記を見てみますと、「照明系」「騒音系」「それ以外の設備」といった具合に分類できます。実務上ではこれら設備については「イス・テーブル配置図」「音響・照明配置図」等を作成して証明していきます。

まあじゃん店を始めるなら、どんな形態であれ風俗営業許可を取得すべし!

まあじゃん店、まあじゃん教室、健康マージャン・・・いろいろありますが
現在のところ風俗営業許可を取得することが安全で、
そのためには要件のクリアと、営業開始後の「料金設定」「賞品提供の禁止」等に配慮して行うことに特に注意しましょう。

本記事では
まあじゃん店を開業するために必要なことを
風営法にのっとってその概要をご案内しましたが、
法律にのっとって「実際の店舗をどこに賃貸するのか」「どのようなレイアウトで営業するのか」等がとても重要です。

風営法に基づいて、現地調査や書類作成を進めていくことは
なかなか難しいことかもしれません。
そういった時は専門家に相談・依頼するなど効率的に進めていった方が良いでしょう。

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